ぽっこりお腹を改善するには
A 膨満感を解消する
大腸に ガスが溜まるとお腹が張る、膨満感があります。
膨満感は食べ過ぎで苦しい時とは少し違い、
苦しいような不快な症状で、あまり動きたくない状態です。
苦しくてごろごろしたい気持ちになります。
睡眠時に膨満感があると息苦しくてなかなか眠れないので困ります。
≪膨満感 ワンポイント改善法≫
膨満感を解消するためにはまず何といっても腸内 フローラの改善です。
腸内 フローラの改善は善玉菌優位の腸内 フローラにすることですが、
膨満感の ワンポイント改善法として、
両手の 3本の指を揃えて大腸を押してみると痛いところがあります。
その部分を両手の3本の指を揃えて、ゆっくり押す (やや痛い程度) 。
押す場所は時計回りでお腹の右下 盲腸のあたりから押していきます。
大腸は四角の変形をした形になっていますが、それぞれの角が
痛い場合が多いと思います。少し痛く感じるところをやや強めに
押すと少し痛いですが 押した後に口から ゲップが出ます。
口からゲップが出た後は少し楽になります。
それから大腸の痛い部分を時計まわりに一か所ずつ押していきます。
その度に 口から ゲップ が出て楽になっていきます。
痛みも徐々に軽くなっていきます。
但し無理矢理押さないようにしてください。
1. ①から⑨ までを順番に両手の 3本の指を合わせるようにして
大腸などを押していきます
( 図を見ながら押していってください)
※ 呼吸が大切です。次の要領で押していきます
『鼻からゆっくり息を吸います 4秒』
『口から息を吐きます 8秒』この時両手の 3本の指を使い
差すようにしてゆっくりとお腹を押していきます
※ 鼻から4秒で息を吸い、口から 8秒で息を吐くのは
自律神経を整えることと、副交感神経優位の状態を
つくるためです。
そしてここが肝心なのですが、この時 ゲップを出します
( ゲップが出なくてもそのうち出るようになってきます )
ここが最も大切な ポイントで
お腹に溜っている空気( ガス )を抜くためです
2. それではこの要領で ①から⑨まで押していきます
① ①【中脘の ツボを押す】( ちゅうかん)
② ②【天① 枢の ツボを押す 左側】( てんすう)
③ ③【天枢の ツボを押す 右側】
④ ④【気海のツボを押す】( きかい)
⑤ ➄【盲腸のあたりを押す】( 腸骨の際)
⑥ ⑥【上行結腸と横行結腸の曲がり角を押す】
⑦ ⑦【横行結腸と下行結腸の曲がり角を押す】
⑧ ⑧【 S状結腸のあたりを押す】(腸骨の際)
⑨ ⑨【直腸のあたりを押す】( S状結腸から腸骨に沿って下がったところ)
3. 所要時間
① から⑨まで、この大腸などを押していくのに要する時間は
5~6分ほどです
4. 大腸などを押す時の観察
両手の指で大腸などを押している時に、おならが出ることがあります。
それは朗報です。ガスが抜けているからです。
その後、便意が起こってくるようです。
5. 膨満感や残便感がなくなって快調に
便がすっきりと出て、お腹の張りや残便感が次第に取れてきます
お腹の張りが消えていき、よく眠れるようになります
食欲が出てきます。お腹が空いた状態で食べるご飯の
おいしさを実感してください。
6. ズボンの ウエストがぶかぶかに
以前女房に買ってもらった ズボンは、自分がぽっこりお腹で
ウエストが 82cmだったのですが、このガス抜きをはじめとした
便秘対策で、以前女房に買ってもらった ズボンの
ウエスト が余り、ぶかぶかになってしまいました。
※画像 参照 no 1、no 2
7. 注意事項
この両手で大腸などを押しすことは効果があるだけに、
大腸などを両手の指で押している時に痛くなったり、
なにかおかしな変化が起こった時は決して無理を
しないで中止してください。
また自分で大腸などを両手の指で押すことや
他の人にこの方法教えることは構いませんが、
人の体の大腸などを両手の指で押してやることは避けてくだい。
この場合医療行為にもなることが考えられます。
ご注意を。
両手を組んで時計まわりにゆっくりとお腹をなでていきます。
4秒で鼻から息を吸いながら、お腹をゆっくりなでていきます。
次に 8秒で口から息を吐きながら、お腹をゆっくりなでます。
以上の動作を続けて行いますが、3 回ほど続けるといいでしょう。
所要時間は 30秒ほどです。
【大腸あ両手たりを押す】と セットで行うと効果が高まります。
【 なぜ ガス を抜くことが必要なのか 】
消化管は口から肛門まで 1本の管になっています。
これを 1本の水道 ホース と思ってください。
もしその中に空気が溜っていたらどうなるでしょうか。
上から水圧をかけても空気が邪魔をして
下の方に力が伝わりません。
私たちの大腸でも同じようなことが起きています。
その結果、いきんでもなかなか便が出ないのです。
みなさんも体験されると ガス を抜くことが
いかに大切であるかがよくわかると思います。
便がよく出るようになってくることを実感して
いただけると思います。
※下記 【五窮支配を活用する】 も併用されるとさらに便秘改善に
(ごきゅうしはい)
お役に立てます。
解説【五窮支配を活用するの図】
1.準備
⑴ 両手の親指で 耳の下のほうで内側にある耳珠を抑える
※耳珠で耳の穴をしっかり抑えると
音が聞こえなくなり、外界と遮断できます
⑵ 両手の 3本の指で眼球を軽く抑える
2.実行
⑴ 鼻から息を吸い 4秒
⑵ 耳珠を抑えている両手の親指
に少しづつ力を加え音が聞こえないようにする
⑶ 口から息を吐きながら 8秒
⑷ 両手の 3本の指で抑えている眼球に軽く力をくわえる
※ 鼻から息を吸い(4秒)
口から息を吐く(8秒)
上記の要領で3回ほど繰り返します
※五窮支配を活用する を 3回 くり返すのに要する時間は
30 秒ほどです。
⑴【大腸あたりを押す】
⑵【両手でお腹をなでる】
と合わせて行うと、けっこう効果はありますよ。
繰り返しお試しください
解説【 背筋強化の図 】⑷-①
1.うつ伏せになり腕立て伏せを行う要領で背筋強化を行います。
2.腕立て伏せの体勢で両手両足を伸ばします。
両手と両足は伸ばしたまま、その後、背筋強化を行います。
※両手を前に伸ばしているので腕に力が入りません。
3.両手は前方の床を少し押す程度なのでほぼ背筋だけで体を反らせる
ことになります。
これを 20回行います。
4.その後、体を反らせた状態で 20秒保持します。
※ 3と4 これを 3セット行います。
下記の背筋強化の図では【 背筋強化の図 】1-2 と【 背筋強化 の図】1-3
を 3 セット行うことになります。
※下図 背筋強化の図 参照
背筋強化の図 ⑷-②
① 四つんばいになる
呼吸を整える
② 両手を前に伸ばす
両手を前に伸ばし胸を床に着けるように上下する 20回
③ 両手で体を支え、体を反らせる
重心を前に移動しながら、
両手で体を突っ張るように支え、体を反らせる 20秒
④ 両手を前に伸ばす
両手を前に伸ばし胸を床に着けるように上下する 20回
⑤ 四つんばいになる
呼吸を整える、ここから次の動作に入ります
⑥ 四つんばいになる
鼻で息をゆっくりと吸いながら、背中を丸める 4秒
⑦ 四つんばいになる
口から息をゆっくりと吐きながら、背中を反らせる 8秒
⑧ 四つんばいになる
反らせた背中を元に戻します、呼吸を整える
※ 以上①から⑧までを 3回繰り返します