2. 和食の効用 半歩さきの食事

下記の記事は社会部女性記者( 当時 29歳 )の手記ですが、

私たちの平均的な食事に関する現状を表しているのでは

ないかと思い、ここに記しました。

私がこの記事を知ったのは 15年ほど前ですが、

印象に残っていたので記事を保管していました。

健康を取り戻し、維持するための ヒントを示してくれているように思います。

玄米菜食という堅苦しい方法ではなく

誰もが取り組みやすい方法が書かれていると思います。

 

便秘解消のための正攻法は腸内フローラを整えることと

食物繊維をしっかり摂ることです。

光岡知足 先生の腸内フローラを整える、善玉菌を増やすということ

にも通じるのではないでしょうか。

光岡知足 先生の実践され理想とする食事方法を

再度提示させていただきますので比較してみてください。

 

西日本新聞 『食卓の向こう側』第2部 「命」つなぐために

『「半歩」を始めませんか』トライ 14 より

 

「生ごごみすら出ない」私の生活が昨年 11月、少し変わった。

炊飯器の スイッチを入れた。半年前に賞味期限が切れていたみそも、

新しく買った。

 

社会部記者、重岡美穂(29)独身。

きっかけは、連載第一部( 昨年 12月掲載 )に登場した

長崎大学環境科学部助教授、中村修さんと会った時の話。

 

中村さんは、学生の大半は栄養 バランスなど考えず好きなものだけ

食べる「呆食」だという。

先輩記者は「なんて貧しい食生活」と驚き、

私は「そんなにやばい ?」と驚いた。

 

人ごとじゃなかったのだ。

言い訳はある。連日「午前様」の生活。

休みも不規則。外食なしでは生きていけない。

でも中村さんの一言に救われた。

 

「半歩先を目指せばいいんじゃない ?」

 

そこで一念発起。

①野菜を食べる

②1日 3食とる

③外食は定食にする

④間食は控える

⑤自動販売機は使わない

 

これを

「できる範囲でやる」。

「半歩の挑戦」

と名付けた。

 

一か月目 朝は眠い。みそ汁は面倒だ。

いつか両親から「食べないよりまし」と言われた

即席みそ汁で精一杯。

一工夫して「チン」した冷凍食品の ホウレンソウを入れる。

 

半月後、みそ汁を手作り。割と簡単。

いろんな野菜をたっぷり食べられるので、ありがたい。

買い物は仕事の合間に スーパーで。

昼と夜は野菜も食べられる定食をもりもり食べた。

豚の ショウガ焼き定食、ハンバーグ定食・・・。

何をどれだけ食べればいいか、分からない。

時々無性に甘いものが食べたくなる。4 キロ太った。

 

二ヶ月目 本で栄養 バランスを勉強。

肉や卵は毎日食べなくてもいいらしい。

逆に、食べ過ぎると万病のもと。

野菜中心の外食を探すものの、なかなかない。

とりあえず昼は野菜いため定食やおでん定食がある店を見つけ、

夜は デパ地下の和風弁当を増やした。

体の働きをよくしようと、

白米よりは ミネラルや ビタミンが豊富と知った玄米を購入。

食べにくいと聞いていたが、それほどでもない。

 

便秘も減り、「体は食事で快適になるもんだ」とうれしくなり、

やる気も倍増。体重は元通りに。

 

三ヶ月目 朝食抜きの日も減り、ご飯と野菜、糖類を

意識して食べるようになった。

 

花粉症なので アレルギーと食の関係の本も読み、

農薬や食品添加物はできるだけ避けようと思った。

運よく、デパ地下に無添加、無農薬の惣菜店があり、常連に。

弁当と一緒に付け合わせも買うと楽。

野菜不足の日が続くと「緑の葉っぱが食べた-い」と感じる。

 

変わったこと-。

学生時代からひどかった生理痛が軽くなり、

鎮痛剤がいらなくなった。

血液検査では、赤血球が大きくなり、

数も増えた( 酸素を多く運ぶから疲れにくくなる )。

化粧品店に調べてもらった肌の状態は、

肌自身が元気になろうとする力( ターンオーバー )が改善した。

 

「半歩先」を目指し始めたたころ

「野菜といっても ピンから キリまである」と忠告された。

当時は「そう言われても」と馬耳東風。

今なら聞けるが、いきなり正論には入れなかったのだ。

玄米菜食主義など、いろんな人が言う「健康的な食生活」

には堅苦しい印象があった。

でもこの間に、それぞれのやり方があるんじゃないかと思うようになった。

だって ライフスタイルや好きな食べ物はさまざま。

万人に通じる「正解食」はないだろう。

 

今、挑戦は六ヶ月目

食べることを少し意識して

「この体は、将来の『わが子』の体でもあるんだよな」とか

「野菜も自分で作ってみたい。でも育つまでに一年もかかるのか」、

とかいろんなことも見えてきた。

もしあなたが「呆食かな」と思ったら、「半歩」を始めてみませんか。

おわり

 

(「食 くらし」取材班の編集委員・佐藤弘、地域報道 センター

・太田精一郎、社会部・重岡美穂が担当しました)

 

この社会部女性記者は 便秘、花粉症、生理痛をかかえており、

腸内フローラが乱れていることは確かなようです。

食事を和風に変え、野菜をたくさん摂ることでみごと体調が改善され、

肌の状態もよくなってきています。

腸内フローラが整い、善玉菌が優位になってきているのだと思います。

この西日本新聞の『食卓の向こう側』連載 シリーズは

目から鱗の記事が満載されています。

ウエブでも保存されていますので、ぜひご覧ください。

何か ヒントに出会うかもしれません。