食の欧米化が進み、食物繊維の摂取量の不足が
叫ばれていますが、まだまだ改善されていないのが現状です。
厚労省の目標は 1日 20 g ( 男性 20 g 女性 18 g )以上ですが、
さまざまな統計をみても
男女ともに △ 5 gほどは不足しているようです。
「とにかく野菜を食べればいいんでしょう」
では駄目で食物繊維について少しだけ勉強することが必要です。
植物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり
便秘を解消するにはどの食べ物をどれくらい摂ればいいのか
という イメージをもつことが必要なのです。
善玉菌のビフィズス菌は食物繊維を エサ にして増えますが、
食物繊維が不足すると増えることができません。
その場合腸内 フローラは均衡が破れ悪玉菌優位になってしまいます。
悪玉菌は たんぱく質を分解し、有害物質や有毒ガスを生させます。
腸内フローラは第二の脳といわれる腸管神経系や免疫系さらに
内分泌系とも連動しているのでけっこう広い範囲に悪影響を
及ぼすようです。
また食物繊維は便のかさを増やすことで便通をよくして
くれますが食物繊維が不足すると便秘になります。